ミングです。今日のリワークは午前のみでした!
グループセッションの見学
今日は午前中いっぱいグループセッションの見学でした。
セッションの課題は「リワーク後にこういうトラブルが起こったらどうする?」といったかなり重めのものだったのですが、先輩方は真剣に話し合いつつも和やかな雰囲気で受け答えしていました。
やっぱりかっこいいなあ、私もリワークを進めて言ったらあんな風になれるのかな…?と思いつつ、ひたすらに見学して終了です。午前のみの課題だったので、体力的にも問題なく終えられました!
置いてあった本を購入しました
ここからはリワークとは全然別件です。
実はリワーク施設には「図書館」といって、リワークに役立ちそうないろんな本を取り扱っているのですが、その内とても気になるものがあったので購入しました。
認知療法の本なのですが、とても分かりやすくまとまっていたのでつい購入。
手始めに、今ちょっと困り感の強い趣味のネトゲを課題にしてこなしてみることにしました。
ネトゲで始める認知療法
今やってるゲームはFF14というネトゲなのですが、長らく休止していたため身内から(ゲーム進捗的に)取り残されている状況で、そこにやや孤独感を感じていました。
こちらから声をかけたいなーと思っていたのですが、なかなか実行に移せず…という所を解剖していきます。
問題をはっきりさせる
「なんとなくもやもや」ではメスも入れられないので、問題を明確にします。
今回メスを入れる問題は、
・仲間のコミュニティが固まりすぎて輪に入っていけない
・新しいダンジョンに行く仲間が集められない
この2点に絞りました。
状況を整理する
問題を絞ったら、その問題にまつわる状況をなるべく具体的に書きます。本書では5W1Hで書くのが理想とされてますが、今回は全て書き出すのが難しかったのでちょっと簡略化しました。
ゲームを中断してる間に、皆がそれぞれのコミュニティで仲良くなっており孤立してしまった。ダンジョンに行く仲間の募集をすることが難しく感じられるようになった。
この程度にしておきます。
「考え」より先に「気持ち」を書き出す
この状況に対して、「どんな気持ちを抱いたか」を書きます。考えではなく、気持ちというのがミソです。
・考え→「どうせ〇〇なんだ」「〇〇だと思った」
・気持ち→「不安」「苛立ち」「怒り」「悲しみ」
この違いについては本書でしっかりと解説されています。
この理論に基いて、気持ちを出せるだけ出していきます。私の場合は「不安」「恥」「おびえ」「心配」「恥ずかしい」といった気持ちを書き出しました。
次に「考え」を書き出す
気持ちを書き出した後で、気持ちに呼応して反射的に出てくる自分の考えを書き出します。例えば「不安」だったら「いきなり復帰していきなり募集しても、誰も乗ってきてくれないよね」といった具合です。
・不安→いきなり募集しても誰も乗ってきてくれないよ
・恥→ずっと休んでたのに募集なんておこがましい
・怯え→誘った後にダンジョンで大失敗したらどうしよう…
・心配→みんなそれぞれ予定があるし、忙しいよね
・恥ずかしい→声をかけるなんて恥ずかしい、とてもできない
私が書き出したのはこんな感じです。
認知のゆがみチェック!
ここまで書き出したら、視野を狭める認知のゆがみチェックです!
書き出したそれぞれの考え(自動思考)が、どういったゆがみに値するかをしっかり考えながら当てはめていきます。ゆがみのパターンについても本書でバッチリ書かれてるので本を読みながら当てはめていきます。
・いきなり募集しても誰も乗ってきてくれないよ
→根拠のない決めつけ(試してもないのに決めつけている)
→極端な一般化(「誰も」と書いてるが全員そうとは限らない)
こんな感じで、コツコツと全部当てはめていきます。何かしらゆがんでるので。笑
「根拠」とその「反証」
そうは言っても、考え(自動思考)に至るまでには何かしらの根拠がやっぱりあるはずです。なので、きちんとその根拠を書き出してみます。
→誰も乗ってきてくれない所を実際に見たことがある など
そして、この根拠に対する「反証」もちゃんと書きます。
→皆意図して募集をスルーしてる訳ではなく、ただタイミングが合わないだけでは?
そしてバランスの取れた考えへ
ここまでやったら、「認知のゆがみ」を把握したうえで、「根拠」と「反証」のバランスが取れた回答を考えていきます。ここが個人的に一番難しかったのですが、本書では「自分がもし同じ境遇の人にアドバイスをするとしたら、どう答えるか考えましょう」的なことが書いてあり、これが大きな手助けになりました。
→いじわるでスルーする人はいない。乗ってきてくれなくてもタイミングが合わなかっただけと考えよう。
これで、ようやくバランスの取れた考えに至る訳ですね。実際やってみるととても視野が広がったなあと感じました。あと、視野が狭い時って自己中心的にモノを考えてるんだなー…という学びもありました。
問題解決のアフターフォロー付き
ちなみに、思考にメスを入れてバランスをとったところで、問題そのものは解決しません。この問題そのものをどう解決するか?というステップについても本書に書いてあります。
私もこれに倣って、今日勇気を出して声をかけてみました!結構勇気が必要だったのですが、認知療法のおかげで「ダメでも大丈夫」という気持ちで臨めました。
結果として何人かの人にお声がけ頂いて、「ああ、やっぱりチャレンジして正解だったな…!」とほくほくしています。これをやらずに一人で抱え込んでいたら、最終的に自分の殻に閉じこもって余計に孤立を深めていただろうなあ…と、挑んだ今では思えるのです。
終わりに
という訳で、良書でした!
今日はリワークが午前のみだったので自分の時間で認知療法をしてみたのですが、なんとなくコツが掴めた気がします。まだ自分の頭ひとつで思考のバランスを取ることはできませんが、時間をかけてゆっくり取り組めば必ずバランスの良い答えに行きつけるという自信を持てたのが一番の成果です。
復職後に壁にぶち当たっても、この経験を活かしていきたいなと思います。では!